【正しい姿勢②】骨盤と胸郭の“傾き”と“位置関係”が姿勢を決める|3ピースジム|吹田千里山|浜松初生町
- 5月22日
- 読了時間: 4分
こんにちは、3ピースジムです!
前回のブログでは、「なぜ正しい姿勢が大切なのか?」という視点から、体に与える影響や不調との関係についてご紹介しました。
今回は、「では実際にどんな姿勢が“正しい姿勢”なのか?」ということに踏み込んで解説していきます。
📏「一直線の姿勢」だけではわからない?
よくある“正しい姿勢”の定義として、
耳・肩・股関節・膝・くるぶしが横から見て一直線に並ぶ
という基準を見たことがある方も多いと思います。これは間違いではありませんが、自分で確認するのが非常に難しいという点がネックです。

また、この姿勢チェックでは「表面的な位置」しか見ておらず、**姿勢の本質である“骨格の傾きと連動性”**を見逃しやすいという欠点もあります。
🔑 姿勢のカギは“骨盤”と“胸郭”のバランス
3ピースジムでは、姿勢評価とトレーニングの中で特に重視しているのが、「骨盤と胸郭の傾きとその位置関係」です。
この2つが崩れると、体幹の安定性が損なわれ、肩こり・腰痛・股関節痛・呼吸の浅さなど、あらゆる不調につながってしまいます。
✅ 正しい姿勢づくりの3ステップ
では実際に、骨盤と胸郭を整えるためのチェック&修正ポイントを3つに分けて解説します。
① 骨盤の傾き(骨盤の中間位を知る)
まずは骨盤の傾きから整えましょう。
両手で三角形を作り、骨盤の左右にある出っ張り(上前腸骨棘)と、恥骨に手を当てます。この3点が横から見たときに垂直に一直線に並んでいる状態が、骨盤の“中間位”です。

骨盤が前に傾きすぎている(前傾)と、反り腰や腰痛に
後ろに倒れている(後傾)と、猫背やぽっこりお腹の原因に
まずはこの基準を知ることが大切です。

② 胸郭の傾き(胸郭を立てる)
次に胸郭(肋骨を中心とした胸まわり)の傾きをチェックします。
胸骨の下端(みぞおち付近)に小指側の手のひらを当て、そのラインが地面に対して垂直になるようにします。
多くの方は「胸を張りすぎて前に反っている」ため、このラインが斜め前を向きやすく、腹圧が入りにくくなっています。
ここを垂直にすることで、横隔膜と骨盤底筋群が向かい合い、体幹の安定性がグッと増します。
③ 骨盤と胸郭の“位置関係”を揃える
最後に、骨盤と胸郭の上下の位置関係を整えましょう。
胸骨の剣状突起(胸の下端)と恥骨が、横から見て垂直に並ぶ位置関係を意識します。このラインが崩れると、腰椎が反りすぎたり、体幹が不安定になり、本来の筋力が発揮できなくなってしまいます。
この状態を「姿勢の中立位」と呼び、3ピースジムではすべてのトレーニングや動作の基準としてここを起点に指導しています。
🧠 姿勢は「意識」よりも「仕組み」でつくる
「姿勢を良くしよう」と胸を張ったり腰を反らせたりするのは、かえって逆効果になることもあります。
それよりも、「どこを整えれば自然と安定するのか?」という仕組み=骨盤と胸郭の傾き・配置を理解することが、正しい姿勢を身につける第一歩です。
📌 まとめ:姿勢は“見た目”でなく“機能”が大事
✔️ 骨盤と胸郭の傾きが整うと、呼吸・体幹・動きが安定する
✔️ 正しい姿勢とは、自然に筋肉が働けるポジション
✔️ 自分でチェックできるポイントを知っておくことが重要
次回以降、姿勢に関する重心の位置、足部、肩甲骨などのブログを予定しております。楽しみにお待ちください♪
🏋️♂️【3ピースジムについて】
3ピースジムは、「お尻・お腹・背中」を鍛えるセミパーソナルジムです。最大で5名のお客様に対して1名のトレーナーが指導に周りますので、トレーニング初心者やシニアの方にも人気のジムとなっております。トレーニングメニューは理学療法士が作成致しますので、体に不安のある方も安心して通うことができます。吹田千里山の本店の他、浜松初生町にも店舗がございます。姿勢や体の悩みを本気で改善したい方はぜひご相談ください!
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