身体の不調は“使い方”で変わる!3つの基本ルールとは?|3ピースジム|吹田千里山|浜松初生町
- 5月12日
- 読了時間: 4分
更新日:5月22日
こんにちは。3ピースジム代表の勝浦です。
私たち3ピースジムでは、体の基盤となる「お尻・お腹・背中」の筋肉を中心に、弱くなりやすい部分を鍛えるトレーニングと、固まりやすい筋肉や関節へのストレッチ・エクササイズを組み合わせて指導しています。
これらの運動を通して目指すのは、ただ筋肉をつけることではありません。「体を正しく使えるようになること」こそが、健康的な姿勢や体型をつくる鍵だと考えています。
今回のブログでは、そんな体づくりの基本となる「体の3つの基本ルール」について解説しています。
慢性的な肩こりや腰痛がつらい方
姿勢が悪くなってきたと感じている方
体型の崩れが気になってきた方
こういったお悩みをお持ちの方に、きっとヒントになる内容です。身体の構造を正しく理解することで、効率よくトレーニングでき、痛みの予防にもつながります。
ぜひ最後までご覧ください!
✅ 基本ルール①|進化した部分は、老化しやすい

人は進化の過程で「直立二足歩行」や「手を使う」という特徴を獲得しました。その結果、道具を運んだり、物を投げたりと多様な動きができるようになりました。
しかし、その代償として進化して獲得した構造ほど、老化しやすくトラブルを抱えやすいのです。
🔸 腰椎(ようつい)
人間は腰の骨(腰椎)が5つ(人によっては6つ)あり、チンパンジーに比べて骨盤が短く、柔軟性があります。この構造が直立歩行を可能にしましたが、その分、不安定になりやすく、腰痛やヘルニア、圧迫骨折のリスクが高まります。
▶ 腹筋を鍛えて、腰椎の安定性を高めるトレーニングが必要です。
🔸 肩甲骨
もともと体を支えるための「腕」は、人になるにつれて、道具を扱う役割に変化しました。それを支えるのが背中の筋肉、特に肩甲骨周囲の筋群です。
この筋肉が弱くなると、猫背・肩こり・五十肩につながります。
▶ 肩甲骨を安定させる背中のトレーニングを取り入れましょう。
🔸 股関節
股関節は柔軟で複雑な動きを可能にする反面、構造的に脆く、骨折や壊死のリスクもあります。
▶ 股関節を支える「お尻の筋肉」を鍛えることで安定性を高めましょう。
✅ 基本ルール②|クロスシンドローム:筋肉のアンバランスを整える
人の体には、「弱く長くなりやすい筋肉」と「硬く短くなりやすい筋肉」があります。これらは「クロスシンドローム」と呼ばれ、姿勢や痛みの原因になります。
🔸 アッパークロスシンドローム(上半身)

硬くなりやすい:胸の筋肉、首の後ろの筋肉
弱くなりやすい:首の前、背中(肩甲骨周り)
▶ 対策:背中と首の前を鍛え、胸や首の後ろはストレッチで緩めることが大切です。
🔸 ローワークロスシンドローム(下半身)

硬くなりやすい:股関節の前(腸腰筋)、太ももの前、腰
弱くなりやすい:お腹、臀部(お尻)
▶ 対策:お腹とお尻を鍛え、前側の筋肉はストレッチをしっかりと。
3ピースジムのトレーニングは、まさにこの「クロスシンドローム」に着目したアプローチを行っています。
✅ 基本ルール③|関節には“役割”がある:モビリティとスタビリティ

関節にはそれぞれ「柔軟性が必要な関節(モビリティ)」と「安定性が必要な関節(スタビリティ)」があります。
これらが交互に並んでいるのが身体の構造の特徴です。
🔸 モビリティ関節(動くべき関節)
足首、股関節、胸椎、肩など
▶ ここが硬くなると、上下の「スタビリティ関節」に負担がかかり、ケガの原因に。
🔸 スタビリティ関節(安定すべき関節)
膝、腰椎(腰)、肩甲骨、首など
▶ ここが不安定だと、モビリティ関節が代償的に動きすぎてしまい、摩耗や痛みにつながります。
特に腰椎の安定性が欠けていると、胸椎や股関節の動きが制限され、結果として腰に負担が集中するのです。
ゴルフや日常動作で「体が回らない」と感じる方は、胸椎や股関節の可動域と腰椎の安定性、両方をチェックすることが大切です。
まとめ:正しく知って、正しく動く
今回は、「体についての3つの基本ルール」についてお伝えしました。
進化した部分ほど老化しやすく、鍛えるべき場所が見えてくる
筋肉のバランス(クロスシンドローム)を整えることで姿勢が改善される
各関節の役割を理解し、動きと安定性を正しく保つことが痛みの予防になる
次回は、「痛みや症状の考え方」についてお話しする予定です。お楽しみに!
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